Autotool を使っているので、Scheme でGauche かGuileを使うばあい、インストールは簡単です。
./configure make make install
この文書ではこのツール独自の設定について説明します。 通常の設定、例えばインストール先を変更することについては、 Autotool のドキュメントを参考にしてください。 次の3つのオプションを追加しています。
コンパイル時にデフォルト言語用の設定ファイルをCのソースに変換して組み 込んでいます。 実行時に-l オプションを指定したとき 設定ファイルを読み込ませるには --enable-polyglot を追加してください。 デフォルトの言語やインタープリタを変更するには、 下 を参考にしてオプションを追加してください。
./configure --enable-polyglot
設定ファイルは $(pkgdatadir)/lang、 つまり $(prefix)/share/aescm/lang にインストールされます。
使用する言語設定ファイルを変更するには --with-default オプション、 インタープリタを変更するには --with-backend オプションを使ってください。 同じ言語でも実装によっては、 初期化コードや終了用のコードを送る必要があるので、 設定ファイルが別になっています。 設定ファイルは src/lang にあります。 これにはバックエンドを起動するときの引数なども含まれていますが、 --with-backend で変更することができます。
Common Lisp と Scheme については下を参考にしてください。
Common LispのXML名前空間は lisp です。
CMUCL については初期化コードが必要なことや 起動時の引数が複雑なことから 設定ファイルが別になっています。
./configure --with-default=lisp
./configure --with-default=lisp-cmucl
Scheme はデフォルトの言語です。 SchemeのXML名前空間は scm です。 SCM は初期化コードが必要なので、 設定ファイルが別になっています。
./configure
Gauche がインストールされていない場合は次の通りです。
./configure
Gauche がインストールされている場合は次の通りです。
./configure --with-backend=guile
./configure --with-default=scm-scm
インタープリタと引数を指定してください。 いくつかの実装については doc/interpreter.html に説明があります。 これに含まれていないばあいは、 doc/gimmick.html を参考にして見付けだしてください。
以下の例は Scsh 用です。
./configure --with-backend="scsh -s /dev/stdin"